愛犬が歯ブラシを嫌がって困っていませんか?
実は、犬の歯磨きは健康維持に欠かせない習慣です。しかし、犬の性格によっては歯磨きを嫌がる場合も少なくありません。そこで、愛犬の歯をピカピカにするための簡単テクニックを紹介します。愛犬の健康のためにも、ぜひ歯磨きを習慣化しましょう。
犬に歯磨きって必要なの?犬の歯磨きの重要性
犬の健康を維持する上で、歯磨きはとても重要です。犬の歯周病は、歯垢や歯石が溜まることで起こる感染症です。歯垢は、口の中に残った食べカスや細菌が固まってできた汚れで、歯石は歯垢がさらに固まって石灰化したものです。歯周病が進行すると、歯肉が腫れたり、口臭がひどくなったり、歯がグラグラして抜けてしまうこともあります。
また、歯周病は全身の健康にも影響を与えます。歯周病菌は、血管を通じて全身に回り、心臓病や腎臓病を引き起こす可能性があります。
犬の歯磨きを成功させるコツ
犬の歯磨きを成功させるには、いくつかのコツがあります。これらのコツを実践することで、犬の歯磨きを習慣化することができるので、ぜひ試してみてください。
毎日するべき?犬の歯磨きの適切な頻度とは
歯垢は食後24時間以内に形成され、歯石は48時間以内に固まってしまうため、毎日歯磨きをすることで、歯垢や歯石の蓄積を防ぎ、歯周病予防に効果的です。
ただし、毎日歯磨きが難しい場合は、せめて週に2~3回は行うようにしましょう。また、犬種や年齢によっても、歯磨きの頻度は調整する必要があります。例えば、小型犬や高齢犬は、歯周病になりやすい傾向があると言われているため、より頻繁に歯磨きをする必要があります。
毎日歯磨きをすることで、犬の歯周病予防だけでなく、口臭の改善や歯の健康維持にもつながります。愛犬の健康を守るためにも、適切な頻度で歯磨きを行いましょう。
歯磨きの練習を始めるタイミング
犬の歯磨きの練習は、生後3ヶ月頃から始めるのが理想的です。無理強いは禁物で、徐々に慣らしていくことが大切です。まずは、口の中を触られることに慣れる必要があります。口の中を触られるのを嫌がる子がほとんどなので、子犬のうちからスキンシップの中で徐々に慣れさせましょう。
歯磨きの時間は短く!犬のストレスを軽減しよう
長時間の歯磨きで犬を拘束すると、大きなストレスを与えてしまいます。短い時間で歯磨きを終わらせることで、犬の負担を減らすことができます。また、長時間拘束されると、犬は歯磨き自体を嫌がるようになってしまいます。
最初は数秒から数十秒程度、歯ブラシを口に当てたり、歯磨きシートで歯を拭くなど、短時間から練習を始めましょう。歯磨きを嫌がらなかったら、たくさん褒めてあげましょう。
犬の歯磨きの手順と様々なグッズを使った簡単な歯磨き方法
次に、犬の歯磨きの手順と様々なグッズを使った簡単にできる歯磨きの方法をご紹介します。
最初に犬の口を触る練習をする
犬に歯磨きを嫌がる犬にいきなり歯ブラシを口に入れるのは、大きなストレスを与えてしまいます。そこで、まずは犬の口を触る練習から始めてみましょう。
- 犬の好きなおやつを用意する
- 犬の目の前に座り、ゆっくりと口元に手を近づける
- 犬が落ち着いていたら、口元に触れてみる
- 犬が嫌がったらすぐに手を離し、おやつをあげる
- これを繰り返し、徐々に口の中まで触れるように慣らす
この練習を繰り返すことで、犬が口を触られることに慣れていきます。また、この方法を実践する際には、以下のことに注意して行ってください。
- 無理やり触らない
- 嫌がったらすぐにやめる
- おやつを上手に活用する
ガーゼを活用した犬の歯磨き方法
犬の歯磨きを嫌がる場合、歯ブラシを使わずにガーゼで磨く方法がおすすめです。ガーゼは柔らかく、歯茎を傷つけにくいので、初めて歯磨きをする犬にも適しています。
ガーゼを使った歯磨きの手順
- ガーゼを指に巻きつける。
- ガーゼに少量の歯磨き粉をつける。
- 犬の上唇をめくり、歯と歯茎を優しく磨く。
- 犬の下唇をめくり、歯と歯茎を優しく磨く。
- 犬の口の中をくまなく磨く。
ガーゼは使い捨てなので、毎回新しいものを使用するようにしましょう。
歯ブラシを使った効果的な犬の歯磨き方法
歯磨き手順は、まず犬用の歯磨きペーストを歯ブラシにつけます。必ず犬専用の歯磨きペーストを使用しましょう。
次に、犬の口を開けて、歯ブラシを歯茎に沿って動かします。上下の歯の外側と内側を丁寧に磨きます。奥歯は歯ブラシを斜めにして磨くと効果的です。歯ブラシが届かない部分は、ガーゼやコットンに歯磨きペーストをつけて拭いてあげましょう。
最後に、歯磨きが終わったら、ご褒美をあげましょう。ご褒美をあげると、犬は歯磨きをポジティブな体験として認識するようになります。
歯磨きをする際の注意点は、無理矢理磨かないことです。犬が嫌がるときは、無理矢理磨くのはやめましょう。
スポンジブラシを使った犬の歯磨き方法
スポンジブラシは、初めて歯磨きをする犬や歯ブラシを嫌がる犬に適した歯磨き方法です。指に巻いて使用するタイプと、柄付きのタイプがあり、指に巻くタイプは細かいところまで掃除しやすいのが特徴です。
スポンジブラシの使用方法
- スポンジブラシを水で濡らし、犬用歯磨きペーストをつける
- 犬の口を開けて、歯と歯茎にスポンジブラシを軽く当てる
- 円を描くようにやさしく擦り、歯垢と食べかすを落とす
- 擦った後は、スポンジブラシを水でよく洗い、歯磨きペーストをきれいに落とす
スポンジブラシは、歯磨きを嫌がる犬や歯ブラシに慣れていない犬に最適な歯磨き方法です。歯ブラシを嫌がる犬でも、スポンジブラシなら受け入れてくれることがあるので、まずはスポンジブラシから始めて、徐々に歯ブラシに慣れさせていけるようにしましょう。
犬が歯ブラシを嫌がるときはどうしたらいいの…?
「犬の歯磨き」を嫌がるときの対処法
徐々に慣れさせる
前述したように、初めて歯磨きを始める場合は、いきなり歯ブラシを使うのではなく、ガーゼや指で歯を拭くことから始めましょう。徐々に愛犬が慣れてきたら、歯ブラシにステップアップします。また、歯ブラシや歯磨き粉は、犬用のもので、愛犬が好きな味を選ぶようにしましょう。
ポジティブな声かけとご褒美
歯磨き中は、常にポジティブな声かけとご褒美を与えましょう。愛犬が嫌がっても、叱ったり無理やり歯磨きをしたりするのは逆効果です。根気強く、楽しく歯磨きができるように導いてあげましょう。
歯磨き効果のあるおやつを活用する
歯磨きが難しい場合は、歯磨き効果のあるおやつを活用するのも一つの方法です。おやつを噛むことで、歯垢や歯石を落とす効果が期待できます。
動物病院で相談する
どうしても歯磨きができない場合は、動物病院で相談しましょう。動物病院では、歯石除去などの処置を受けることができます。
歯磨き効果のあるおすすめおやつ
ディアラ 馬アキレス
“ディアラ馬アキレス”は、馬アキレスを細切りにし、乾燥した商品で、歯磨き効果を持っていると言われています。嗜好性が高く、噛み応えも抜群なので、犬も飽きずに歯磨きすることができます。
サイズはS・M・L・XLの4種類ご用意しております。飲み込むのが心配な方は、絶対に飲み込めない大きめサイズを選んであげることで、飲み込みを防ぐことができます。
※おやつを飲み込もうとしたり急いで食べようとする犬に与える際は十分に注意してください。また、市販の飲み込み防止を促すおもちゃなどを使用して与えるのをおすすめします。
【まとめ】歯磨きをして歯周病を防ぎましょう!
犬の歯磨きを習慣づけることで、歯周病を予防することができます。愛犬の健康のためにも、ぜひ歯磨きを始めてみてください。
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