愛犬が健康的に長生きするためには、適切な体重維持が重要です。肥満が引き起こすリスクや原因、適切なダイエット方法について理解し、愛犬と一緒に楽しく健康的な生活を送りましょう。
犬の肥満による4つのリスク
心臓病のリスク
肥満は犬の心臓病のリスクを増加させます。体重が増えると体内に血液を送る量が多くなります。しかし、心臓の大きさは変わらないので、心臓に負担が増えてしまいます。肥満によって心臓の負担が大きくなると、咳の症状が頻繁にみられることもあります。
関節炎や椎間板ヘルニアのリスク
肥満が重症化し、自分の体重を足が支えることができなくなると、歩行困難になってしまったり骨関節炎や椎間板ヘルニアを起こしたりする可能性があります。肥満によって足腰への負担が大きくなると、骨や関節の病気を引き起こす原因になったり、病状を悪化させることになります。
呼吸器トラブルのリスク
肥満によって首の周囲に脂肪がつくと、気道が圧迫され、呼吸がしづらくなることがあります。呼吸がしづらくなると、咳やいびきなどが気になるようになったり、呼吸のしづらさから体温を下げることが難しくなり、熱中症などにかかりやすくなることもあります。
膵炎のリスク
肥満の原因となる高脂肪の食事をとっていると、膵臓への負担が大きくなり、膵臓の消化機能がうまく働かなくなる恐れがあります。
犬の肥満基準とその原因
犬の理想の体型ってどんな感じ？
犬の理想の体重は、その子の骨格やライフスタイルによって異なるため判断するのが非常に難しいです。体重の目安として、
・肋骨を軽く触ることができる
・上から見て、腰のくびれがわかる
・横から見て、腹部が吊り上がっている
などがあげられます。
【原因 1】おやつの与えすぎ
犬におやつを与える量として理想的なのは、1日に決められたカロリーを超えないようにすることです。一日のフードの量を定め、おやつを食べた場合はフードの量を減らしましょう。また、1日に必要なカロリー量はそれぞれの犬によって異なります。ペットの体格や体重をよく観察しながら、一日の摂取量を決めましょう。また、目安としては、1日に与えるおやつの量は全体の10%以内に抑えるようにしましょう。
【原因 2】運動不足
犬の運動不足は肥満の原因になりますが、もちろん犬の大きさによって散歩の時間・回数は大きく異なりますので適度に運動させましょう。
【原因 3】去勢・避妊手術を受けた
犬が去勢・避妊手術を受けた後は、ホルモンバランスの影響で太りやすくなる傾向があります。繁殖のために必要な性ホルモンが少なくなるので、去勢・避妊前に比べると1日に必要なカロリーが8割前後に下がると言われています。手術後と同じ量のご飯をあげ続けてしまうと肥満になる恐れがあるため、食事量を見直しましょう。
肥満になってしまった犬のダイエット成功のコツは？
犬のダイエットは短期的な解決策ではなく、長期的に犬の健康を第一に考えて取り組む必要があります。カロリー管理と定期的な運動をバランスよく組み合わせて犬に負担のかからないダイエットを心がけましょう。
犬のダイエットにおける留意点
過度な食事制限や運動を避ける
急激な食事制限や運動は、愛犬の健康に悪影響を及ぼします。愛犬の様子に気になる点がある場合は、すぐにダイエットをやめましょう。
リバウンドを防ぐ
急激なダイエットはリバウンドしやすいため、少しずつ減量を進めることが大切です。また、急激に食事の量を減らしたり、運動量を増やすと犬に負担をかけてしまうので避けましょう。
犬の健康面に配慮してダイエット期間を決める
愛犬の年齢や健康状態を考慮し、無理のない期間でダイエットを進めましょう。体重を落とすペースは、1週間で、現在の体重の1％〜1.5％を減量するのが目安とされています。
犬のダイエット方法【運動】3つのアプローチ
毎日の適度な散歩をする方法
散歩時間と回数の目安として、
小型犬（10kg未満）：30分×2回
中型犬（10~25kg）：1時間×2回
大型犬（25kg以上）：2時間×2回
が理想的とされています。
散歩コースを見直す方法
生活環境によって、散歩に十分な時間を取ることができないという飼い主もいるはずです。その場合は、平坦な道だけではなくて砂利道や草場、砂場などの様々な道を選んで歩いてみたり、坂道を多めに歩くなどの工夫をして十分に運動させてあげましょう。
散歩のタイミングを見直す方法
季節や気温ごとに散歩の時間帯を変えてあげる必要もあります。春や秋は過ごしやすい季節なので、1日中散歩に適していますが、時間により寒暖差があります。春なら朝と夕方、秋なら日中というようにその日の気温によって調節しましょう。また、雨の日や暑すぎる日には、屋内のドッグランを利用するなどの対策をするとよいでしょう。
犬のダイエット法【食事】3つの選択肢
適切なカロリー摂取量を設定する方法
一日に必要なエネルギー量をDER（Daily Energy Requirement）、
活動量がほとんどない状態のエネルギー量をRER(Resting Energy Requirement）と呼びます。
給餌量は、以下の計算式で算出します。
RER=犬の体重(kg)×30+70
DER=RER×*係数
一日の給餌量＝DER÷与えているフードのME(100g当たりのカロリー量)×100
*係数とは、犬一頭一頭の活動量に合わせて調整する数字のこと。
係数の目安
| 未去勢・未避妊 | 1.7 |
| 去勢・避妊済み | 1.6 |
| 肥満傾向 | 1.2~1.4 |
| 減量中 | 1 |
| 活発な犬 | 3~8 |
| 安静 | 1 |
| 高齢 | 1.1~1.4 |
| 成長期（月齢） | 4ヵ月未満：3 4~9ヵ月未満：2.5 12ヵ月未満：2 |
例えば、10kg・去勢済みの犬が100g当たり130kcalのフードを食べている場合の、一日当たりの給餌量を計算すると、
RER=10kg×30+70=370
DER=370(RER)×1.6(係数)＝592
一日当たりの給餌量＝592(DER)÷130(ME)×100=455g
となります。
タンパク質の比率を算出する方法
タンパク質は筋肉の維持や新陳代謝を支える重要な栄養素です。成犬の平均的な食事の18％がタンパク質なのに対し、成長期の犬では食事の22.5％以上をタンパク質で占めるのが望ましいとされています。また、成長期には必要な摂取カロリーも増えるため、摂るべきタンパク質の重量はグッと大きくなります。
食事回数を増やす
一日の食事量が多い場合は、食事回数を増やして一度の食事に与える量を減らすことで、お腹への負担を軽減します。
愛犬がダイエットに成功するためのフードとおやつ
愛犬のダイエットにおすすめの【フード】
ディアラ 馬肉パーフェクトプラス
“馬肉パーフェクトプラス“は、全体食の考え方を取り入れ、馬肉に新鮮な内臓類と生骨のをバランスよくミックスした”馬肉パーフェクト“に食物繊維となる海藻粉、タンパク質分解を促す醗酵フルーツや野菜などをプラスした完全栄養食です。
体作りに大切な栄養成分であるアミノ酸バランスに優れ、カルシウムやビタミン、ミネラルも豊富な究極のローフードです。
「抜群の栄養を持つ馬肉を生で摂取し食物繊維と酵素で効果的に消化する」という理想的な食事をこの製品のみで達成することができます。
愛犬のダイエットにおすすめの【おやつ】
ディアラ ドライ馬ラングス
”ディアラ ドライ馬ラングス”は新鮮な馬肺をスライスし、風味を損なわないよう丁寧に乾燥した商品です。
ふわふわサクサクの食感で体積に対し低カロリーな為、体重の気になるワンちゃんにおすすめです。
薄くスライスしてあるので簡単に割れ、小型犬にも与えやすいです。
ディアラ ドライ馬肉ミンチ スティック
”ディアラ ドライ馬肉ミンチ スティック”は、新鮮な馬赤身肉のみを贅沢に使用しているヘルシーな商品です。
風味を損なわないように低温で丁寧に乾燥していますので抜群の嗜好性です。
ディアラ ドライ馬肉ミンチ クランチ
”ディアラ ドライ馬肉ミンチ クランチ”は、馬赤身肉を使用したディアラの人気商品”ディアラ ドライ馬肉ミンチ スティック”をさらに食べやすくリニューアルした商品です。
クランチ状になっているため、小型犬やお散歩中の犬も食べやすくおすすめです。
【まとめ】犬の健康面を第一に考えてダイエットに取り組みましょう
愛犬のダイエットは、健康を第一に考えながらゆっくりと進めることが最も大切です。食事と運動でバランスよく健康的にダイエットさせましょう！また、愛犬に気になる症状が現れた場合はダイエットを中断し、すぐに獣医師を受診しましょう。
監修・運営者情報
| 監修・運営者 | 株式会社ディアラ |
| お問い合わせ | tel: 046-836-0829 e-mail: petfoodfactory@diara-plus.com |
| WEBサイト | https://petfoodfactory.diara-plus.com/ |
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