犬のにくきゅう|肉球の役割と病気やトラブル、ケア方法を解説

コラム

犬の「肉球」は、見た目の可愛らしさだけでなく、衝撃吸収や温度調節など、犬の生活に欠かせない重要な役割を果たしています。しかし、乾燥やケガ、炎症などのトラブルも起こりやすいため、適切なケアが必要です。

本記事では、犬の肉球の役割や構造、トラブルの原因と対処法、日々のケア方法について詳しく解説します。大切な愛犬の健康を守るために、ぜひ参考にしてください。

犬の肉球の役割とは何ですか?

衝撃からの保護

犬の肉球は、歩行や走る際の衝撃を和らげるクッションのような役割を持っています。特に、硬いアスファルトや石の多い道でも足を傷めずに歩けるのは、肉球の弾力性のおかげです。

温度調節の重要性

肉球には汗腺があり、発汗による体温調節の役割を果たします。犬は体全体で汗をかけないため、肉球から汗を出すことで体温を調整しています。

地面の温度を感知する

犬は肉球を通して地面の温度を感じ取ります。特に夏のアスファルトの熱や冬の冷たい地面を直接感じることで、歩行の危険を察知することができます。

ブレーキとしての機能

肉球の滑り止め機能は、走る場合や急ブレーキをかけるときにも重要な役割を果たします。肉球の表面には独特の溝があり、グリップ力を向上させ、犬が安定して移動できるようにしています。

犬の肉球の構造は?

犬の肉球は、皮膚よりも厚く、クッションのような弾力性を持つ特殊な組織でできています。主に以下の部分で構成されています。

指球(しきゅう)

犬の足の指先についている小さな肉球です。前足・後足ともに4~5つあり、歩行時の接地面となる部分です。

掌球(しょうきゅう)・足底球(そくていきゅう)

前足の中央にある大きな肉球を掌球、後ろ足の中央にあるものを足底球と呼びます。体重を支えるために重要な部位で、特にクッション性が高いのが特徴です。

狼爪(ろうそう)

親指の位置にあたる爪で、一部の犬種にしか見られません。肉球の一部ではありませんが、バランスを取るのに役立つ部位です。

角質層(かくしつそう)

肉球の表面は、分厚い角質層で覆われており、硬さと弾力性を兼ね備えています。この層があることで、地面からの摩擦や衝撃に耐えることができます。

汗腺(かんせん)

犬は肉球にのみ汗腺があり、ここから汗をかくことで体温調節を行います。また、肉球にある特殊な分泌腺から出るフェロモンによって、犬同士が自分の匂いを残すこともできます。

肉球は、繊細で傷つきやすい部位でもあるため、日々のケアが重要です。

犬が肉球をなめる理由とは?

犬が肉球を頻繁になめるのは、何らかの違和感や痛み、ストレスがあるサインかもしれません。主な原因には以下のようなものがあります。

手入れ:肉球が汚れやすいため、舐めてきれいにしています。
怪我の確認:肉球を怪我していないか確認しています。
痛みや不快感:痛みがあると、舐めることで和らげようとします。
ストレス:ストレスがたまると、肉球を舐める行動を取ることがあります。

肉球をしきりになめる場合は、トラブルがないかチェックし、必要に応じて動物病院を受診しましょう

犬の肉球トラブルの種類

肉球の乾燥とひび割れのリスク

冬場の乾燥や、長時間の散歩で肉球が傷つくと、ひび割れや硬くなることがあります。ひび割れが悪化すると、痛みを伴うため、保湿ケアが必要です。

肉球のケガのリスクと対処法

犬の肉球は、乾燥やひび割れ、切り傷、異物の刺さりなどが主なケガのリスクとして挙げられます。特に、乾いたアスファルトやコンクリートなどの硬い地面を長時間歩いたり、冬場など乾燥した環境では、肉球が乾燥してひび割れを起こしやすくなります。また、鋭利な異物が刺さったり、切り傷を負ったりすることもあります。

肉球のケガの対処法

もし、犬の肉球にケガを発見したら、まずは傷口を清潔にすることが重要です。流水で汚れを洗い流し、必要に応じて消毒液で殺菌します。出血がひどい場合は、清潔なガーゼやタオルで圧迫して止血します。

肉球のけがを防ぐための対策

肉球のケガを防ぐには、日頃のケアが重要です。散歩後は、肉球を水で濡らしたガーゼやタオルで汚れを拭き取りましょう。また、冬場など乾燥した環境では、特に保湿を行いましょう

散歩コースの環境にも注意が必要です。アスファルトやコンクリートなどの硬い地面を長時間歩かせたり、異物が落ちているような場所を歩かせたりするのは避けましょう。また、火傷の危険性のあるアスファルトやコンクリートを歩かせる場合には、直射日光の当たらない時間帯などを選びましょう。

犬の肉球が赤い?指間炎(しかんえん)のおそれも…

犬肉球が赤く腫れている場合、**指間炎(しかんえん)**の可能性があります。
指間炎の原因としては、アレルギー、細菌感染、摩擦、湿気などが挙げられます。症状が続く場合は、獣医師の診察を受けることをおすすめします

皮膚炎やアレルギー

食物アレルギーや接触性皮膚炎により、肉球に炎症が起こることもあります。かゆみや赤みが続く場合は、食事や環境の見直しが必要です。

犬の肉球のケアのポイントは?

犬の肉球の毛ってどうすればいいの?

肉球の間の毛が伸びすぎると、滑りやすくなったり、汚れが溜まりやすくなったりします。定期的に毛をカットし、清潔を保ちましょう。

犬の肉球ケアにおすすめの商品

犬の肉球は乾燥やケガなどトラブルも起こりやすいので、日頃からケアすることが大切です。
そこで、犬の肉球に使える保湿ケアにおすすめの商品をご紹介します。

肉球の毎日のお手入れ方法

肉球の汚れを落とす

散歩の後は、湿らせたタオルやウェットティッシュで優しく拭き取ることが大切です。泥やホコリがついたままだと、雑菌が繁殖しやすくなります。

肉球の毛をカットする

肉球の間に生えている毛が長すぎると、滑りやすくなったり、汚れが溜まりやすくなったりします。ハサミやバリカンで適度にカットし、清潔に保ちましょう。

爪の長さをチェックする

爪が伸びすぎると、歩き方が不自然になり、肉球への負担が増えます。定期的に爪切りを行い、適切な長さを維持しましょう。

肉球の保湿ケア

乾燥やひび割れを防ぐために、専用の肉球クリームを塗ると良いでしょう。特に冬場やエアコンの効いた部屋では、肉球が乾燥しやすくなるため、定期的な保湿が必要です。

ディアラ 肉球クリーム

天然成分を使用した保湿力の高いクリームで、乾燥やひび割れを防ぎます。肉球のしなやかさを保ち、健康な状態をキープできます。

ディアラ 肉球クリーム
お客様のお声

60代 女性 ぷにゅぷにゅ
肉球がカサついたり、荒れてたりしたら、このクリームを塗り込みます。
ぷにゅぷにゅになって、気持ちいいです。
わんこが舐めても問題ないのでとにかく安心ですね。

【まとめ】ペットの肉球ケアを忘れずに!

肉球は、犬にとってとても重要な役割を持つ部位です。しかし、乾燥やケガ、炎症などのトラブルが起こりやすいため、日々のケアを習慣化することが大切です。

監修・運営者情報

監修・運営者株式会社ディアラ
お問い合わせtel: 046-836-0829
e-mail: petfoodfactory@diara-plus.com 
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