犬に塩分(ナトリウム)は必要なの?塩分の役割と必要な量を徹底解説

コラム

私たち人間にとって必要不可欠な栄養素「塩分(ナトリウム)」。実は、犬にとっても健康維持に欠かせない成分のひとつです。

しかし、摂りすぎはさまざまな健康トラブルの原因になることも。今回は、犬の健康管理において見落とされがちな塩分(ナトリウム)について、必要な量や摂りすぎによるリスク、安心して与えられる低ナトリウムの食材「馬肉」の魅力まで詳しく解説します。

犬に塩分(ナトリウム)って必要?

塩分の役割

犬にとっての塩分の役割は、以下の通りです。

  • 体内の水分量を調整する
  • 筋肉や神経の機能を正常に保つ
  • 栄養素の吸収を促進する

犬の塩分量は、ペットフードやトッピングによって十分に満たすことができますので、過度に塩分を補う必要はありません。摂取量が多すぎると体に悪影響を与えるため、適切な量を守ることが非常に大切です。

【塩分摂取量計算方法】1日に必要な量

愛犬に必要なナトリウムの量は、年齢、体重、活動量によって異なります。一般的に、成犬は体重1kg体重あたり50mgのナトリウムを必要としています。つまり、体重10kgの犬は1日に500mgのナトリウムを必要としていることになります。

犬に必要なナトリウムの量は、以下の計算式で求めることができます。

体重(kg) × 50mg = 1日に必要なナトリウム量(mg)

ナトリウムは犬にとって必要な栄養素とは言われておりますが、摂りすぎると健康問題を引き起こす可能性があります。愛犬の健康を維持するためには、適切な量のナトリウムを与えることが大切です。

塩分(ナトリウム)の摂り過ぎには注意!

犬の健康維持には、塩分(ナトリウム)が欠かせません。しかし、摂り過ぎは様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

高血圧・心臓病のリスク上昇

塩分を摂りすぎると血液中のナトリウム濃度が上がり、血圧が上昇する原因になります。これにより、心臓への負担が増し、心臓病や高血圧のリスクが高まります。特に心臓に持病のある犬やシニア犬には、塩分の管理が非常に重要です。

腎臓機能の低下

過剰な塩分は、腎臓に負担をかけることになります。ナトリウムの排出に腎臓がフル稼働するため、長期的には腎臓機能の低下や慢性腎不全のリスクが上昇します。腎臓に不安のある犬や老犬には、低ナトリウムの食事を選ぶようにしましょう。

のどの渇きと脱水

ナトリウム濃度が高まると、体は水分で薄めようとして喉が渇きます。そのため、頻繁に水を欲しがるようになり、飲水量が極端に増えるケースも。水分摂取が追いつかないと脱水症状を起こすリスクもあります。

意外と多い?塩分過多になりやすい食材とおやつ

ジャーキー系の加工済みおやつやドッグフード

保存性を高めるために、塩分や調味料が添加されていることが多いジャーキー系のおやつやドッグフード。低ナトリウムの食材を使用したおやつやフードを選ぶように心がけましょう。

人間の食べ物の“おすそ分け”

私たちが食べる料理には、塩・しょうゆ・みそなど、犬にとっては過剰な塩分が多く含まれています。ハムやチーズ、味付きご飯などは一見少量でも塩分過多になる原因に。

だしやスープベースの手作りご飯

犬用の手作り食でも、だしをとる際にかつおぶしや昆布を使用した場合、意図せずナトリウムが多くなっていることがあります。味付けをしていなくても「素材由来の塩分」にも気をつけましょう。

塩分が控えめな食材

鶏むね肉(皮なし)

脂肪分が少なく、高たんぱくな鶏むね肉(皮なし)は、ナトリウム量も比較的控えめ。茹でてそのまま与えれば、無添加・低塩分のおやつやトッピングとして活用できます。

白身魚(タラ・カレイなど)

タラやカレイなどの白身魚も、ナトリウムが少ない食材として知られています。加熱して骨を取り除き、小さくほぐしてフードに混ぜてあげると、嗜好性もアップします。

さつまいも・かぼちゃ

野菜類の中でも、さつまいもやかぼちゃはナトリウムが少なく、ビタミンや食物繊維も豊富。甘みがあり、食欲が落ちがちな犬にも喜ばれることが多いです。

豆腐(無調整)

無調整豆腐は、植物性たんぱく源でありながらナトリウムが少なく、消化にもやさしいためシニア犬や胃腸が弱い犬にも向いています。

馬肉

馬肉は高たんぱく・低脂肪で、ナトリウムの含有量が非常に少ない食材です。

  • 馬肉100gあたりナトリウム:約50mg前後

これは、牛肉や鶏ささみと比べても低く、ナトリウム制限が必要な犬や健康維持を意識したい犬におすすめです。

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ディアラ 馬肉パーフェクトプラス

馬肉パーフェクトプラス“は全体食の考え方を取り入れ、馬肉のミンチに新鮮な内臓類と生骨のミンチをバランスよくミックスした「馬肉パーフェクト」に食物繊維となる海藻粉、タンパク質分解を促す醗酵フルーツや野菜などをプラス。体作りに大切な栄養成分であるアミノ酸バランスに優れ、カルシウムやビタミン、ミネラルも豊富な究極のローフードです。
「抜群の栄養を持つ馬肉を生で摂取し食物繊維と酵素で効果的に消化する」という理想的な食事をこの製品のみで達成することができます。

ディアラ 馬肉パーフェクト

馬肉パーフェクト“は全体食の考え方を取り入れ、馬肉のミンチに新鮮な内臓類(ハツ、レバー、肺、脾臓、腎臓、軟骨)と髄を含んだ生骨のミンチをバランスよくミックスしました。

塩分管理のためにできること|飼い主が気をつけたいポイント

「味付けなし」を徹底する

犬の食事には、調味料は一切不要です。人間の味覚で考えず、素材そのままの味で十分。薄味=安心と覚えておきましょう。

栄養バランスと素材を意識

手作りご飯を作る場合は、たんぱく源・野菜・炭水化物などをバランスよく取り入れ、カリウム(野菜や果物)とのバランスも大切に。栄養士や獣医師のアドバイスを取り入れるのもおすすめです。

【まとめ】適度に塩分を摂取しましょう

ナトリウムは犬にとって欠かせない栄養素ですが、「多すぎること」が問題です。毎日のごはんやおやつに気を配り、自然に近い形でナトリウムを摂取できる環境を整えてあげましょう。

中でも、馬肉はナトリウムが少なく、犬の健康を考えた食材として非常に優れています。愛犬の健康を守るためにも、「見えない塩分」にしっかり意識を向けた食生活を心がけましょう。

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