夏が近づくと気になるのが、愛犬の体調管理。私たち人間と同じように、犬も夏の暑さに大きな負担を感じており、「夏バテ」は決して他人事ではありません。特に気温や湿度が高い日本の夏は、犬にとって過酷な季節。食欲が落ちたり、元気がなくなったりと、体調不良のサインを見逃すと深刻な健康トラブルにつながることもあります。
この記事では、「犬 夏バテ」の基本から、症状や原因、今すぐできる予防法、便利な暑さ対策グッズまでを網羅的に解説します。愛犬と一緒に元気な夏を過ごすために、ぜひチェックしておきましょう。
犬も夏バテする?|夏バテの仕組みとその影響

犬が夏バテしやすい理由
犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができません。主に呼吸によるパンティング(ハァハァと息をする行動)で体温を調節していますが、気温や湿度が高いと熱を外に逃がせず、体内に熱がこもりがちに。そのため、人間以上に暑さの影響を受けやすいのです。
夏バテはいつから始まる?注意すべき時期
日本の夏は6月下旬から急激に蒸し暑くなり、犬にとっても過酷な季節が始まります。梅雨の湿気、真夏の高温、そして初秋の残暑も油断できません。犬は季節の変わり目にも弱いため、6月〜9月は特に注意が必要です。
犬の夏バテサインとは?見逃しやすい症状に注意

よく見られる夏バテ症状
- 食欲が落ちる
- 散歩や遊びへの興味が薄れる
- 下痢や軟便が続く
- ぐったりして動かない
- 呼吸が荒くなる(パンティングが続く)
- 睡眠時間が異常に長くなる
これらは一時的な体調不良ではなく、体温調整の失敗や脱水による「夏バテ」の可能性があります。
こんな時は要注意!熱中症との違いも解説
熱中症は命に関わる緊急事態です。夏バテとの違いは以下の通りです:
- 体温が非常に高い(39.5℃以上)
- 嘔吐や痙攣、意識混濁がある
- 歯茎が白っぽいまたは紫色になる
これらの症状が出たら、すぐに冷却処置をして動物病院へ連れていきましょう。
夏バテしやすい犬の特徴

短頭種(フレンチブル・パグなど)
短頭種の犬は鼻の構造上、パンティングが効率的に行えず、熱を体外に逃がしにくいという弱点があります。さらに体格ががっしりしているため、体内に熱がこもりやすく、非常に夏バテしやすい傾向があります。
シニア犬・子犬
体力や免疫力が弱い子犬やシニア犬も夏バテしやすいグループです。体温調整機能が十分に働かないため、ちょっとした暑さでも大きな負担となる可能性があります。
肥満気味の犬
皮下脂肪が多い犬は、体に熱がこもりやすく、暑さに極端に弱いです。また肥満は心臓や関節にも負担をかけ、夏バテ症状を悪化させる要因になります。
犬の夏バテを防ぐ5つの基本対策

温度・湿度の管理(室内環境を整える)
エアコンを適切に使い、室内温度は25℃前後、湿度は50〜60%を目安に調整しましょう。冷風が犬に直接当たらないようにする配慮も大切です。
散歩時間とルートを見直す
夏場は早朝や夜の涼しい時間帯に散歩をしましょう。アスファルトの温度が非常に高くなるため、日中の外出は避けるべきです。地面に手を当てて熱さを感じるなら、その時間はNGです。
水分補給をこまめに
いつでも清潔な水が飲めるようにし、外出時も携帯用の水ボトルを持参しましょう。氷水はお腹を壊す可能性があるので、常温〜やや冷たい程度がベストです。
サマーカットの是非
長毛種の被毛を短くすることで風通しはよくなりますが、極端なカットは紫外線や虫刺されのリスクを高めます。適度に整える程度のサマーカットがおすすめです。
夏バテ対策ごはん
食欲が落ちる夏は、消化の良いタンパク質中心の食事を心がけましょう。ウェットフードを取り入れる、水分の多い野菜(きゅうり、スイカなど)を少量混ぜるのもおすすめです。
夏バテ防止におすすめのフードとおやつ
ディアラ 馬肉パーフェクトプラス

“馬肉パーフェクトプラス“は全体食の考え方を取り入れ、馬肉のミンチに新鮮な内臓類と生骨のミンチをバランスよくミックスした「馬肉パーフェクト」に食物繊維となる海藻粉、タンパク質分解を促す醗酵フルーツや野菜などをプラス。体作りに大切な栄養成分であるアミノ酸バランスに優れ、カルシウムやビタミン、ミネラルも豊富な究極のローフードです。「抜群の栄養を持つ馬肉を生で摂取し食物繊維と酵素で効果的に消化する」という理想的な食事をこの製品のみで達成することができます。
ディアラ 馬肉パーフェクト

“ディアラ 馬肉パーフェクト“は全体食の考え方を取り入れ、馬肉のミンチに新鮮な内臓類(ハツ、レバー、肺、脾臓、腎臓、軟骨)と髄を含んだ生骨のミンチをバランスよくミックスしました。体作りに大切な栄養成分であるアミノ酸バランスに優れ、カルシウムやビタミン、ミネラルも豊富な究極の馬肉製品です。
ディアラ ボーンブロス

“ボーンブロス“は馬の大腿骨をじっくり煮出した旨味と栄養たっぷりの濃厚なスープです。
骨には多くの栄養(アミノ酸、コラーゲン、ミネラル、ビタミン)が豊富に含まれておりますが、小型犬やシニア犬などは硬くて骨が食べられずその栄養を取るのが難しい場合があります。
ボーンブロスではその栄養を凝縮しているので普段のフードにかけたり、1:1の水で割ってスープとしてあげたりと手軽に栄養を取ることができます。
また、腸内環境を整えるとも言われていますので生食を始める際の補助食品としても大変おすすめです。
ディアラ ドライ馬ラングス

“ドライ馬ラングス“は新鮮な馬肺をスライスし、風味を損なわないよう丁寧に乾燥した商品です。
ふわふわサクサクの食感で体積に対し低カロリーな為、ダイエット中の犬にもおすすめです。
馬ラングスはふわふわなので、軽く水につけてから与えると、
夏におすすめの暑さ対策グッズ&便利アイテム

クールマット・アルミプレート
寝転ぶだけで体を冷やせるクールマットは夏の必需品。アルミプレートは放熱性に優れ、電気も不要で安全です。
冷却ベストやクールスヌード
外出時には冷感素材のウェアや首周りを冷やすスヌードを活用しましょう。水に濡らして使用するタイプが手軽で効果的です。
自動給水器・冷水ボウル
長時間の留守番には、自動給水器が便利。冷水を長時間キープできるボウルや、氷が溶けにくい構造の器もおすすめです。
犬が夏バテしたときの対処法

無理に食べさせないが、水分は必ず
夏バテの犬に無理に食事を与えると、かえって負担になることも。まずはしっかり水分をとらせ、消化の良いフードを少量ずつ与えて様子を見ましょう。
クールダウン → 涼しい部屋で休ませる
暑さによってぐったりしている場合は、速やかに室内の涼しい場所に移動させ、体温を下げるように努めましょう。保冷剤や濡れタオルを使って脇や首を冷やすのも効果的です。
症状が続くなら病院へ
ぐったりした状態が長く続いたり、下痢・嘔吐がひどい場合は、すぐに動物病院へ。脱水や内臓へのダメージが進行している可能性があります。
【まとめ】犬の夏バテは「予防」がカギ!快適な夏を一緒に過ごそう

犬の夏バテは、毎日のちょっとした配慮で防ぐことができます。大切なのは、「暑さに強くない存在」であることを忘れずに、生活の中に無理なく対策を取り入れていくこと。快適で安全な夏を、愛犬と一緒に過ごしましょう。
夏バテに関するQ&A
Q1. 犬が氷を食べても大丈夫? A. 少量なら問題ありませんが、一度に多く食べるとお腹を壊すことがあります。与える場合は小さく砕いた氷を少量にしましょう。
Q2. うちの犬は短毛種だから夏バテしない? A. 被毛の長さに関係なく、暑さに弱い犬は多く存在します。短毛種でも体温調整が苦手な犬は夏バテすることがあります。
Q3. エアコンを1日中つけていても大丈夫? A. 基本的には問題ありませんが、冷えすぎには注意が必要です。設定温度は25〜26℃、湿度50〜60%を保つようにしましょう。
Q4. 夏バテになったらどれくらいで回復する? A. 軽度の場合は1〜2日で回復することもありますが、体調不良が長引くようであれば早めに動物病院を受診してください。
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